あなたとあたしの生きた証
家に帰るとだるくてソファに寝ころんでいた





ママはそんなあたしを見て体温計を差し出してきた





「測ってみなさい」





それだけ言ってママはご飯の支度をしに台所へ戻って行った





あたしは重い身体を起して、わきに体温計を挟んだ








――ピピピ







数分たって体温計が音を上げた







「えっ!?」





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