最低な恋人
第一章





「好きだよ、由奈のこと。」




毎日そう言う彼は、学年でも有名なほど

私を溺愛している。






普通なら、胸がキュンとするのだろうけど、


私はチクリと痛むんだ。





だってさ、この言葉は私が彼を傷つけた証だから。


















二年前、あなたの気持ちを踏みにじったことを












嫌でも思い出させられるから。







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