掲示板のすみっこで



『あーあ、うちもアルバイトしてみたいなぁ』


今夜は、昨夜の内容に引き続いてかキララのこんな発言から始まった


『やらないの?』

アルバイトは社会勉強の一環。大変なことが多いこそ学ぶ面も多い

『出来ればやりたいけど中学生には難しいでしょー?』

思いもよらない返し。え、中学生って


『中学生って、キララが?』

『あれ、言ってなかったっけ?今、中2で4月から3年になるんだけど』

『あ、まだけんは知らなかったかな』

『えー、最初らへんに言ったような気がする』

ルナと黒翼が加わっても確信がない真相


『言ってない…と思う』

言われたなら覚えのあるはずの当事者も曖昧な記憶。ダメだ、ちゃんと頭が働かない

『ま、そのことはいっか。じゃあ、黒翼が今高1で、ルナが高2なのも知らないんだね?』

『うん』

『あ、キララ言うなよ!俺は何歳でしょうかクイズ出そうと思ったのによぉ!』

そうだったのかと関心を持つ暇もないくらいに割り込んできた黒翼。最初はエロかったり、女の子好きなのかと思ったけど、近頃は少し違う気がする


『何でクイズなのよ。マイページに書いてあるんだから出題するまでもないでしょ』

『わかってないなぁ。そういうのが楽しかったりするんだよ。合コンとかでな』

『はいはい。またけんと私がいること忘れて盛り上がらないの』


そんなキララと黒翼の間にルナが入る。二人を宥めて、次の言葉は自分に向けられる

『と、いうわけだから、高3のけんが1番年上なんだよね。改めてよろしく!』


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