わたしがお母さんになった日 ~16歳の妊娠~
夏休み最後の日。


この日も空は快晴だった。




わたしは公園でいつものように、くつろぎながらスケッチをし、となりでは晃司くんがわたしのスケッチを眺めていた。



スケッチを描きあげ、満たされた気持ちで、何気なくとなりを見たときだった。



わたしの目が晃司くんの目と合った。


晃司くんは、真赤になった。


晃司くんはとなりで、わたしを見つめていたのだ。





恋愛にうといわたしでも、さすがに晃司くんの顔を見れば、彼の心中は察することができた。


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