王子様の彼女は天然ガール



「じゃ行くぞ」


「思う存分イチャついてきてね〜バイバイ」




來に手を引っ張られて屋上をあとにしよーと思った時



「俺は早く胡桃のこと諦めなきゃな…」

ビュー




風と慶斗の声が重なってよく聞こえなかった




「何か言った?」



「ううん。なんでもないよ」




そー言って慶斗は私たちを残して屋上を後にした。





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