憧れの人
アパートの扉を開く黒い長い髪が見えた。ちょっと生意気な口調で言われた。

「田宮さん、あなた家賃滞納してるよ。明日までに払ってくれないと出てってもらうよ。」

ベビメタ好きのアパートの管理人だった。

秋の風がヒューと音をたてた。



終わり。

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