恋するカフ・リンクス
「アタシが彼にこないだ銀行で…って声をかけるから。
そしたらたぶん彼もアタシのこと思い出すやろと思うし?」
「そうですね…」
「アタシが彼氏を逆ナンしたら絶対乗ってくると思うねん。
隣にコハルちゃんがおったとしても…」
そう言って彼女は一瞬アタシを気遣うように見る。
「あ、アタシ大丈夫ですよ?
もう彼のことはなんとも思ってないですから…」
そう、
いつの間にか。
あの殴り合いをしたときからなのか。
いつからなのかわからないけれど。