無人島殺人事件


「ハンバーガー合衆国が国の借金の限度額を引き上げたことが話題になった。


ハンバーガー合衆国では、近く借金が国内総生産を超えて約1155兆ジャポに達するといわれるが、一方で借金の上限は約1110兆ジャポと法律で決められていた(通貨単位はジャポ換算)。


そこで上限の引き上げを決め、デフォルト(債務不履行)を回避したのだという。


もっとも、巨額の借金はジャポニカも同じである。


財務省によれば、国債や借入金などの国の借金の総額は、約943兆8000億ジャポ。


しかも、震災復興のための復興債の発行など、国の借金は今後もさらに膨らむ見通しなのである。


ジャポニカ共和国はこの先、いくらまで借金できるのか。


ジャポニカ共和国には債務上限を定めた法律はないが、目安となるのはジャポニカ人の家計の金融資産、総額約1400兆ジャポ。


国の借金の大半を占めるのは国債で、ハンバーガー合衆国や財政危機に陥ったオリンピック王国と違い、ジャポニカ共和国ではその約9割を国内の銀行などが買っている。


つまり、銀行預金などを経由して国の借金を国民みんなの貯蓄で賄っているわけだが、問題は、この1400兆ジャポがあくまで家計の総資産だということだ。
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