僕は、女性恐怖症
「祥司、お前何かあったのか?なんかいつものお前らしくないぞ。」

『そんなことないよ。』

「なんか元気がないように見えるからな。」

『そう見えるかな?』

「ああ、見えるな。何かあったのか?」

僕は、迷った。今僕が悩んでいることを話そうか話さないか。

(でも、貴志になら話してもいいか。)

僕は、貴志に話す事にした。

『うん、他の人には言わないで欲しいんだけど。』

「大丈夫だ。絶対に言わない。」

僕は、貴志の言葉を信じることにした。

『実は…………………』

僕は、貴志に全部話した。僕が話している間貴志は、真剣に聞いてくれた。

「なるほどな。祥司が女性恐怖症になったのは、保育園の時か。しかも、なった理由を綾乃は知っている訳か。」

『うん、そうなんだ。』

「しかし、祥司は、小さい時の記憶がない、だけど、思い出そうとすると悲しい気持ちになるか。」

貴志は、僕が話した内容を整理して言ってくれた。
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