僕は、女性恐怖症
「自分の気持ち…………。」

綾乃は、考え込んでいた。

「じゃあ、後頑張ってね。」

中山さんは、教室から出て行こうとした。

『中山さん。』

「何?」

『あの、今日はごめん。』

「いいよ。私は、大橋君が誰が好きなのかわかってたから。じゃあ大橋君、綾乃をよろしくね。」

中山さんは、笑顔で教室から出ていった。
僕は、もう一度綾乃に向かって言った。

『僕は、綾乃の事が好きだ。誰かの代わりなんかじゃない。綾乃じゃないとだめなんだ。』

僕は、綾乃の返事を待った。
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