マイルド・ガールとワイルド・ボーイ
赤い顔、涙目で下からオレを睨む紀香。


ズバリ、逆効果。


我慢してたのが溢れ出し、オレは今度は紀香の唇に口づける。


「ふっ……連右………」


満足に息をする間もなく、オレ達はキスを繰り返す。


穏やかで透き通る様な時間が流れて行く。


紀香と過ごした今までも、そしてこれからも、一秒一秒を大切にしたい。


「――――紀香………好きだ」


キスの間に紀香に呟いた。


息の荒い紀香は、少し息を吸い込んで、こう言った。


「私は…………大好きっ!!」


………//////


「やった、赤くなった!」
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