君ニ恋シテル
一生に一度の夏


「優奈いよいよ今日だねっ!」

「うんっ!いよいよだよぉー!」

ついにやってきたBoy★2コンサートの日。

コンサートは夜からだけど、私と亜紀ちゃんは早くから待ち合わせをしていた。


「私、昨日の夜興奮し過ぎて眠れなかったんだけど!」

「私も…あっ、私はわりとすぐ寝たかな?」

「んもぅ!優奈、徹平に会えるっていうのに呑気なんだからー。気合い入れなきゃだよ!」

「う、うん!」

気合いは充分入ってる!
というか、とにかく楽しみで仕方ない。

それに…いっぱいドキドキしてる。

てっちゃんのことを想うと、胸がキュンとなっちゃって…。


「優奈っ、顔赤いよ」

「へっ?う、嘘っ!」

「恋する乙女ですなぁ」

「…っ」

「でもほんと楽しみ過ぎるー!なんてったって私らBoy★2と顔見知りなわけだし!きゃああ!」

顔見知り。そうなんだよね。なんだか夢みたいなことだけど、aquablueのコンサートで確かに私達は話をしたわけで。
あの日の記憶が鮮やかによみがえる。
ほんと、短い時間だったけど、幸せな時間だったな…。
< 268 / 679 >

この作品をシェア

pagetop