君ニ恋シテル
二人の視線が私に集中する。
は、恥ずかしいー…。
私は目を合わせることができず俯いた。
「それメイド服だよね?
さっきから目についてたけど、可愛いね!」
え…?
逞くんの声に私は顔を上げる。
それと同時に、まだ近くにいた、さっき転んだ子が振り返る。
その子の視線とファンの子の鋭い視線が一気に私に向けられた。
…こ、怖い。
「あっ、えっと…」
「似合ってるよー!
可愛いよなっ、徹平」
逞くんは私が答える前にまた話だし、てっちゃんに声をかけた。