キミと一緒に、未来も -幕末にタイムスリップ-



その瞬間、頭が真っ白になり無意識に立ち上がった。

壁に寄りかかり、私を睨みつける美由紀の前に行く。


「なにか?」

まだ笑みを浮かべ、偉そうに立つ美由紀。


私は震える右手を握り拳に変え、力をこめ、自分の頭の高さまで上げ…ー


「キャッ!!」「美由紀!!!!!」

美由紀のお腹…いや、お腹にいる子供めがけて
拳を振り下ろした。



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