ナンパ男との恋 3巻
亮くんが帰った時には
もう 既に
深夜1時を回っていて
寝るしかないという状態。

それでも 布団に入りながら、

「サキさんと会えたの?」

寝る前に ちゃんと
直接 輝樹に聞いておきたかった・・・


「あぁ、いなくて探し回ってたら
あいつ 平然とコンビニにいて
マジ最悪だった」

「そっか・・・・
あの・・サキさんが取りにきたシュシュって
輝樹が買ってきたの・・?」

「ん?シュシュって あのゴムの事か?」

「うん・・」

「どうだったかなー
買わされたような気もすっけど
それがどうかしたか?」


「ううん、何となく・・・」


どうかしたか・・・って言われたら
何も答えられないじゃん・・・。

そう、たぶん
これは ただの嫉妬。

小さい・・私って
小さすぎる人間だ。

自分で 嫌と言うほど分かってる。

でも、
感情だけは・・・

コントロールできない。


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