ナンパ男との恋3
言われるがまま
中に入ると

「ほら、こっち」

「え?え??」

バスルームの方へ連れて行かれ
普通に、私を気にする事なく
あかりさん、すでに脱ぎ始めてるし・・

「何してんの?
春菜は服着たまま
お風呂入るつもり?」

「え?私もお風呂??」

「ぐちゃぐちゃな顔してんだから入るでしょ?
っていうか、私も さすがに
春菜に裸体を見せたくて
ここに呼んだわけじゃないし?
どうせだから、一緒に入ればいいじゃん?」

「あ、うん・・・」

やっぱり、
あかりさんは
いまいち、よく分からない・・・

あんまり女同士で
お風呂に入った経験がないせいか
妙に恥ずかしくなる・・・

「何恥ずかしがってんの?
同じもんがついてんだから
恥ずかしがる必要ないじゃん。」

そうは言っても・・・

ついてるものは同じでも
大きさが・・・・

うずくまるように
湯船に浸かりながら
今頃 輝樹はどこで何してるんだろうと
考えると 涙がたまってくる。
それをごまかすように
お湯の中に顔をつけた。
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