ナンパ男との恋 3巻
・・でも、

調子に乗って
いつまでも
こうして抱きついたままだと

「なぁ、春菜?
やりてぇのか?」

「へ!?」

「いや、春菜なりに
誘ってんのかと思って」

「ち、違う・・・・
誘うなんて、そんな
めっそうもないです・・・」

「へぇ?まぁ・・・
夜中に寝込み襲うくらいだしな。
今・・・3時か・・・
どうせ 明日は休みだしな、
可愛がってやるか。」

笑みを浮かべながら
押し倒すように寝かせると
私の上にまたがり、

「ったく、一人前に
エロくなりやがって。」

「なっ・・エロっ・・んっ」

言い返そうとすると
唇を唇で塞がれ
お酒の匂いと、香水の匂いと、輝樹の匂いで
頭がクラクラするほど
心臓が高鳴ってしまう。



えっ?うそ・・・・
この流れって・・・

ひゃっ、きゃっ・・・ん

・・・・・・・・

「寝込み襲った勢いはどうした?」

ベッドに横たわり、
動けない私に
笑いながら 
また、からかうような事ばっかり言われっぱなしだ・・・

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