それでも世界はまわる -white snow-
「そーじゃね。ま、あとはほっといても平気じゃろ。
 っていうか話覚えとる? 僕、続きが気になっとるんじゃけど」

「あ、うん、えっとね」

二人は元のようにストーブに向かった。

その横で「安眠」を授かった美佳は眠る。

鮮白な雪の中、彼女のために一生懸命自転車をこぐりおんのことなど考える余裕もなく。


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