泣き虫彼女とロールキャベツ彼氏
俺は美紅に一目惚れだった。

出会ったのは小学校3年生。

クラスが同じになって彼女が友達と楽しそうに笑う。
その笑顔に

釘付けになったことを
憶えている。

まだ小さかった俺は
胸がきゅんと締め付けられるような感覚がしただけで、これが恋だなんて知るはずもなくて。


それでも
ただただ彼女の存在が気になってしょうがなかった。
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