泣き虫彼女とロールキャベツ彼氏
一瞬驚いた表情をした彼の顔がほんのり赤くなっていく。

そんな反応に私も顔が熱くなる。

爽の顔が再び近づいてくるから

どうしていいのかわからなくて持っていたスマホを彼に押し付けた。

残念そうな表情をしながら渋々電話を交代した彼は凛と話し始めた。

通話中私と目が合うと照れる彼は一体何を話しているんだろう。

爽「わかってるから。言われなくてもそうするつもり。」

視線を合わせず抱き寄せられる身体。


ふわっと匂う香水に包まれる。


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