オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな関係~
栗原に言われて初めてそのコトに気付いた。


華、華と俺は呼んでいたが…


彼女には本当の名前がある・・・


「彼女は何処の店のホステスですか?」


「銀座の『泡沫』で…華はママの娘だ…」


栗原は書棚をあさって一冊の厚いファイルを持ち出す。


親父の通う店のママの名刺がズラリと並んでいた。



「ありました…」


栗原は名刺を取り出して裏を見た。




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