オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな関係~
「ありがとうございます…」


「・・・」



栗原さんは私に眼鏡を渡した。



「…染中さんって眼鏡のない方がキレイですね…」


「あ…////」
社内ではイケメンで名高い栗原さんにそう言われ、頬が染まった。


「あなたの偵察を社長から頼まれて…途中までツレにやらせていたんですが…」


偵察って!?


「社長、気にしてない振りして…実は気になって仕方がなかったんですよ~」


「・・・」


栗原さんは街路樹を超えて…タクシーを呼んでくれた。



「明日は早いので…遅れないで下さい…」
栗原さんは、タクシーに乗り込む私に念を押した。



「はい…」






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