オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな関係~
栗原さんは扉とは別方向に行く。



「扉はあっちですよ~」


「給湯室の脇の出口から社長専用のエレベーターに乗るんです…それならその
まま地下の駐車場に直通で行けます…。あなたも憶えておいて下さい…コーヒ
ーは今から30分後に用意してください」



「あ、はい…」


社長専用のエレベーターがあるなんて初耳だ。


私は栗原さんを見送って…30分後…給湯室に入った。


社内の給湯室とは違って少しゴージャスな感じ。
食器棚に置かれた陶器もブランド物だし…冷蔵庫まで完備されている。


給湯室と言うよりもちょっとしたキッチンルーム。


棚の中には密閉容器に大切に保管されたコーヒーと未開封のコーヒーの袋が並んで、置かれていた。




私は何も考えず…容器に入ったコーヒーを使う。








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