その手で溶かして

どれだけ待っただろう。



席に着いてから30分と少し……



私の手元にはやっと順位表が手渡された。



担任の先生が何かを話している。



クラスの中も少し騒ついている。



でも、私の耳に聞こえるのはより一層早くなった心臓の音だけ。



微かに震える手で順位表を開く。



うそ……



本当に……



私が1番だ。



順位表の1番上には、間違いなく私の名前が書かれている。



思い切り叫びたかった。



思わず涙を流してしまいそうだった。


< 150 / 442 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop