その手で溶かして
私は歯を食い縛り、破かれ踏み付けられた順位表を拾い上げる。
ママが言ったんじゃない。
「女だって外で働ける力を持たなくちゃいけないのよ。その為には勉強をしなくちゃ。真雪はいい子だから、わかるわよね。」
私の成績が上がるたびにママは褒めてくれた。
そして、もっと頑張りなさいと上を目指す。
私はママの期待に答えたくて……
ママに存在を認めてほしくて……
それなのに……
どうにもできない想いばかりが、次から次へとこぼれ落ちる。