その手で溶かして
そう言葉にしたかったけれど、事を荒立てたくない私は
「そんなつもりはないわ。」
とウミの手を振り払う。
「ユキはいつだって、そうだよな。冷静を装ったふりして、心の中では相手を嘲笑っている。」
「もし、そうだったらなんだって言うの?ウミには関係のないことでしょ?」
どうしても私はこんな口調を許せない。
私の心を勝手に判断し、見下す口調。
「あぁ。関係ないさ。俺達はただの幼なじみだもんな。でも、お前がいつまで冷静を装っていられるのか見てみたいんだよ。」