その手で溶かして
遠藤君のアパートを出てから、ナオに連絡をして待っていてくれた2人と合流した。



そして、ファーストフード店へと入り、根掘り葉掘り私達が何を話したかについて聞かれたのだった。



ナオは


「サイテー。」


「そんな人だと思わなかった。」


などと、散々遠藤君のことを言っていたが、ウミは一言も口を開かなかった。



私は……


少しだけ、何かを言ってくれることを期待していたのに。



ウミがどんなことを言うのかと興味があったから。

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