その手で溶かして

好意


「お待たせ。遅れてごめん。」



「遅れてなんかいないよ。まだ約束の5分前だし。」



「そうか。」




雲一つない晴天に恵まれた今日、私は始めてのデートをする。



デートというまで大袈裟なものではないだろうけど……




「いつから待ってたの?」



「15分前くらいかな。」




地下鉄の入り口で待ち合わせをした私達は改札へと向かって足を進めた。



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