Forbidden Love

欠けた記憶

俺はフラフラと歩き出した。



『柏木怜央…か……ゥッ!!』



また頭痛が起こった。


さっきなんかと比にならないくらい痛い……。




―息が荒くなり、


その間にも頭痛は止むことなく俺の頭をしめつける。



これは一体何なんだ…?





―俺、大きくなったら…―





『ッ畜生!!』



頭を抱えてどこかの壁にぶつかった。



『助けてくれよ…誰か……』




この痛みを……消してくれ。



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