Forbidden Love

ずっと…

「結崎が放課後、校門のとこで待ってるってさ」



『どうして…?』



那智くんは複雑そうな顔をした。



「今日を忘れたのか?

今日は怜央の命日だろーがι」



――あ……そうだった…


今日は怜央が死んでから…3年目なんだ…。



「茜、ホント大丈夫か?」


『うん、大丈夫…ι』



あの夜は――今まで見ていたものは…



夢だったのだろうか…?



いや、そんなはずはない―


確かにレオくんは存在した…


そう…存在したんだ…。




ただ―…全てが…


“何もなかった”かのように…



塗り替えられてしまったのだ…。



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