[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
恐る恐る尋ねたら、陵は
一拍の間の後、『いいよ』
って答えてくれた。



『それじゃ、渡す所までは
一緒に行ってあげるよ。

でも手伝ったりはしない
から、後は自分で頑張んなね』



「うんうんっ。
ありがとぉ〜〜っ!!」



やっぱり陵は最高の友達だ。



ただ仲良しだからつき合う
っていうんじゃなく、
ちゃんとあたしのためを
思って、こうやって助けて
くれる。



馴れ合いじゃなく、友達と
してベストのアシストを
してくれる――本当に、
ありがたい友情。


_
< 34 / 257 >

この作品をシェア

pagetop