[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
軽く焦ったけど、周りは
それよりもあんずの持ち
込んだネタの方が気に
かかってて、サラッと
流してもらえた。



ちょうど時間は昼休み。


オレも、亜希と春香も、
食事の手を止めてあんずを
取り囲む。



「マジなのそれっ!?

あんた、寝ててそんな夢
見ただけなんじゃないのっ!?」



詰め寄った亜希に、あんずは
ぷぅっと頬を膨らませて、



「ひどぉい! 
夢なんかじゃないよぉ。

いくらあたしでもそこまで
ボケてないもん」



と、キッパリと言い切った。


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