地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
よくよく考えてみれば、二人の事はずいぶん待たせちゃったはず。
行動ノロくて申し訳ないなぁ……と思いつつ、顔を上げたら。
「え……鬼頭、なのか?」
「…………!?」
……何故か、信じられないって視線を二人ぶん向けられた。
「ふぇ?は、はいっ……」
何で当然の事を聞いてくるんだろう。
この前だって会ったのに……と不思議がりながら頷くと同時に、
「どうよ、このパーフェクト!!」
いつの間に力説モードが終わったのか、瑠美が私の背中を叩いてそう言った。