地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
バムッ!!
という大きな音と共に部屋の扉が開き
「おはよう、神無(かんな)!!」
徹夜明けとは思えないほど元気な兄ちゃんが、私のベッドに飛び乗ってきた……!!
「…に、兄ちゃん重いっ」
「ふははっ、神無よ。それは兄の愛の重さなのだよ!!」
「やめてよぅ!!」
……想像してみて欲しい。
大学生の兄ちゃんが、平均より少し体の小さい、高校2年の私の上に乗っかってるのを。