天使の笑顔で




「俺、大学に行くんだ
二流大学なんて言わない
目指すは一流大学!
まゆも応援してくれるか?…」




なんて明るく話しかけても




返事はもちろんない



いつものように笑いながら頷くわけもない



そうしてるうちに目に涙が溜まる




俺はただ目を閉じてるだけのまゆを見つめてるだけ





「はあ……」




ため息と共に自然と涙が出てくる



< 176 / 227 >

この作品をシェア

pagetop