自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
3年1組になった光の担任の田中先生は、青木先生と比べると優しい感じがした。


あまり光を非難したりはしない。



物静かな穏やかな先生。


3年生になった光は、自分の意思を言うようになる。


月曜日は他校の言葉の教室へ行った後に、学校へ来ていたのだか。


光が言葉の教室には行かないと言いだした。



その理由を聞くと、遅刻して学校へ行くのは嫌だと言う。


みんなと一緒がいいと。



遅れて教室に入るのは嫌だとハッキリと言った。



光の意思を通そうと思う。



光が初めて自分で決めた事を、応援してあげたい。



この頃から、自分の思いを私に伝えるようになる。





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