自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
今現在も色々な所で虐めが起きていると思うし。



虐めはどうすれば無くなるのだろうか。



私は長男と二男には強くなれと言い続けた。


強くなって、自分で自分を守るしかないと思ったから。



校内で光を構う子がいると、養護学級の女子が光を守ってくれたらしい。


部活を辞めた光は、養護学級で1年の時から始めた卓球を頑張っていた。


左利きの光に卓球が出来るのか、心配になったが毎日の練習の成果でかなり上達したと思う。



試合会場には他の中学の子供たちもいて、光が一回戦、二回戦とに勝ち進んでいった時は、嬉しくて飛び跳ねてしまった。



そして、光が中3になると中川先生が他校へ移動が決まり、中川先生の代わりに養護学級に来た新しい先生は、私の高校の同級生。



この柴山先生との運命的な出会いに、光の明るい未来が見えたように思えたのだ。



だから、大丈夫、又頑張って行こう。







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