自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
森山さんに光が見つかった事を報告すると、私がここから迎えにいくより、僕が迎えに行きステップに光を連れてくるので、ステップまで迎えに来て下さいといってくれたのだ。


私は次男と2人で光がいるステップまで車を走らる。



良かった、見つかって、本当に良かった。



仕事に行った父さんに、光が見つかった事を報告するして、今日は光に何も言わない事を決めた。


みんなにはたくさん迷惑をかけてしまったことに間違いはないが、光なりに頑張ったのだと思う。


ステップに灯りがついていて声をかけると、森山さんと光が二階から下りて来た。



光は大きなあくびをする。



光君がお腹が空いたと言うから、コンビニでお弁当を買って食べさせました、と森山さんが言ったので。



本当に申し訳なく思い、何度も頭を下げた。



光は叱られると思ったのか、私と目を合わせようとしない。


森山さんに挨拶を光を車に乗せる。



二男もあれだけ光に文句を言っていたのに、何も言おうとしない。



薫、ありがとう。



あなたにはいつも助けられていますね。



薫の存在は本当に大きいと思う。


光のお兄ちゃんが薫で本当に良かったです。







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