自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
ここで負ける訳にはいかない。


何度も頭を下げて、頼み続けた。


根負けした加藤先生は、光が幼稚園へ通う事を認めてくれる。


加藤先生と話していると、加藤先生の地元が私たちと同じだった事、加藤先生も光が通うおうとしている、その幼稚園を卒園していた事を知った。


光を幼稚園へ通わせる為に、私は必死になった。


光は知能の遅れはあったが、自分で着替えれる事、自分で食事する事、トイレに行く事も教えてると、出来るようになったのだ。


私は頻繁に二男が通う幼稚園へ、光を連れて行くようにした。


そして、光が自閉症である事を園長先生にお話して、光の受け入れもお願いすると。


園長先生を始め、他の先生方も快く光を受け入れる事を約束してくれたのだが。


でも現実はそんな甘いものではなかった。


又、幼稚園での戦いの日々が始まろうとしていたのだから。






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