自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
加藤先生に幼稚園へ入って、上手く行かなかったら、無理をしないで途中でも止めるように言われた。


光にとって何がベストなのか、分からなくなる。


私が光に無理をさせていないか、不安にもなった。


光が何を望んでいるのか、私はもっと光に近づきたいと思う。


でも光の気持ちは決まっていたのだ。


光に何処の幼稚園へ行きたいかと聞けば。


光はニコニコ笑いながら、二男がいる幼稚園を指差した。

そうだね、光は薫兄ちゃんと一緒にこの幼稚園へ通いたいに決まっている。


最初から決まっていたのに、何を迷っていたんだろ。


光ごめんね、私はもう迷わない。


たとえどんな困難が待っていても、母さんは絶対負けたりしないからね、光。


だから、一緒に頑張ろ。









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