甘い匂いに誘われて…
会社の正面にあるオシャレなレストラン。







着くや否や、今にも私をかじりつくかの様に凝視する知織。





「で?
今日の部長の失態の原因は??」




えらく単刀直入だな。




「黙秘権というやつは?」



「あるわけないでしょ。」




ですよねー。




「プライバシーの侵害だ。」



「私とあんたとの間にプライバシーなんて皆無!」




あぁ、そうでしたね。






「梨乃、焦らさないの!
いい加減観念なさい。」





流石に貧乏揺すりを始めた知織にこれ以上話を延ばすことも出来ず、事の全てを洗いざらい話すしかないようだ。


なんせ、怒った知織を止めることは私の力量では無理だもん。
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