退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。
「泣くなよ…俺が…泣きたいのに。さぁ碧空のところに行け。今度は…俺が黄昏れる番だ…」
「…はい…陽斗さん、今まで見守ってくださり…ありがとうございました…!」
佑月は行ってしまった。
やっぱり、行くんだな。
佑月…お前はいつだって、俺から離れて行った。
俺がどんなに追い掛けても。
届かない
雲のような存在だった。
そしてその数時間後…
佑月が俺たちの前から姿を消した。
恋人になれなくても
近い存在になれなくても
友達として……
一緒にいれると思ったのに。
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