ストレートラブ





「あ」



会ってしまった、という顔をする山下くん。あたしに会えて、そんなに嬉しいんだねっ!



「山下くん!また明日学校で♪」



本当の本当は、山下くんをオウチまでお届けしたい。だけど…お母さんに、帰りが遅くなることを報告してないから、ちとヤバい。



「もっちろん、明日もアタックしに来るからね!」



「は?」



「早くあたしに振り向いてね!」



るるるん♪の気分で山下くんに手を振り、階段を降りようとした時だった。



「名前」



「え?何っ?」



「アンタの、知らない」



山下くんが話しかけてくれた!?明日は雪が降っても、防寒着を着ないで乗り越えてみせるよ♪



「申し遅れました!2年B組、山下くんのことが超超好きな滝沢沙良です!」



「………そ」



そして最後は一文字締め。山下くんはやっぱり無口な王子サマ。だけど、そんな山下くんが大好きなのだ!





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