彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



すると斗真くんはもうソッポを向いていて



「たまにはあんたの好きなの買えば?」



え?



「いらないなら返せ」



それって…



「いる!!」



私は途端に胸の奥がキュンとするのを感じる



斗真くんはずるい



私を友達のポジションに完全に追いやっておいて


こんな優しいとこを見せてくれる



「ありがとう…」



嫌いになれっこないよ!


まだまだ近づきたいよ



私は斗真くんに渡された二百円を握りしめて教室を出る



キュンキュンうるさい胸を押さえながら自販機までの道を早歩きする



うー!

彼女になろうなんて思いません!

でも近くにいたいよー!




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