ANGEL CHAPPNESS
「陸様、そろそろお時間ですし……愛理様を………。」
深夜の月明が照らす頃、ここはラフォエル王邸。
影を作るくらい長い睫毛に綺麗で透き通るようなの目と綺麗な髪をした男の子が長い睫毛に大きい目、腰まであるウェーブした金色の髪の女の子を見つめていた。
「………そうだね。」
遼と呼ばれる男を従え陸は愛理を運んである実験室に運ぶ。
「遼様、愛理さまをこちらへ。」
ベッドに愛理を横たえると少女の身体に何十個もの装置を取り付けていく
「共振度をはかります。………10%、……20%、…………30%、………………80%、深層心理につなげました。」
途端愛理から神々しい光が全身から放たれた。
「………我が名はミカエル。偉大なる大天使。………お前達はラファエルの人間であるな。……ラファエルの人間、ミカエルの人間、殺す。……だから私がお前達を殺してやる」
途端に研究者達がざわめきはじめる。
「……脈拍90、……100、……110!!脈拍が異常に上昇、精神安定剤を投与します。」
「あぁ。……だから愛理にはもう少し我慢してもらわないといけないなぁ。」