DIA-ダイヤ-
そして、私はパニクった。


「…あの、それってホント?ドッキリじゃないよね?いや、ドッキリでコロッと騙されて笑われるのは、ちょっとね?」


(どうしようっ、口が勝手にっ)


「ゆ、悠斗も、なんちゃってー♪なんてノリなのにさ、もし私が真剣に『いいよ』なんて答えたら恥ずかしいじゃん?だか、ふぐっ……」


(ふぐ??)


一瞬、なにが起こったのかわからない。


(口が…塞がれた?)


目の前には悠斗のドアップ。


(……悠斗の……く、ち、び、るぅ!?)


頭の中が真っ白になって目の前がチカチカしている。


(………柔らかくて、あったかい………)


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