新撰組と少女
その後、ゆらは
見回りをつづけたが
何もなく屯所に戻った。

毎日妖怪が出回っていると思ったのは
間違いだったのか?

屯所に戻ったのは現代で3時ごろ
さすがにみんな寝ているため
屯所内は静かだった。

4代目は無事だろうか・・・

ふと、そんな不安にかられた

幼いころの記憶を思い出した
幼いころの記憶はすべて
4代目に隠蔽され
思い出すことのできるのは
あの、両親が殺される間際

もう、大切な人を失いたくない。

仲間も家族も。

不安ななかゆらは眠りについた。

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