レボリューション剣の会湯の街解放同盟

「そうなんだ。」



愛弓の正拳突きがまたも入った。



「そうなんだじゃないでしょう?


だいたいなぜ私じゃなくてこの男なの?って思ったよ。


男じゃないからって思ったね。


悔しかったよ。だから聞いたのよ。」



初めて聞く話しだった。

愛弓は、続けた。



「次郎さんは、はっきり言ったよ。

女だからじゃないって純一の方が育て方によっては、伸びる。


愛弓ちゃんと純一を比べたら今後の伸び方つまり将来生で純一の方が上に立つ人間になる可能性が断然高いって。


愛弓ちゃんは、既に伸びてる、無理してるくらいだから、無理しないで純一をフォローしてやってくれって。


人間には、上に立つ人間と支える人間がいるがどちらが偉い訳ではないよだって。


私はさあショックだったよ。

だけど、自分が信じる人にそこまで言われたらね。


コーヒー飲みなよ。せっかく温かいんだから飲まないならもう1発いくよ。」



僕は、缶コーヒーを開けて飲んだ。

身体が少し暖かくなった。


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