レボリューション剣の会湯の街解放同盟
湯の街解放同盟と次郎の考え

震災の直接的な影響は、僕の街には、ほとんどなかった。



なんと言っても向こうは、関東から北だがこちら九州だったから実感がなかった。



あちこちで募金が始まり電力の使用を控え目にしたり、流通が少しだけ滞ったくらいの小さな影響だった。


僕は、ニュースをマメにチェックする事と少しの募金をするくらいしか出来なかった。



次郎は、何度も被災地に足を運んでいた。



剣の会のホームページは震災前に作っていたがほとんど読まれてなかった。


内容は、単純だった。



日本及び世界のニュースを取り上げこれは、何だかおかしくないかと言う疑問を投げかける物だった。



次郎の考え方は、単純だった。多数の意見でも間違えてると思ったら間違えてると言おう。


自分できちんと考えようだった。


震災後もその考えは、変わらなかった。


しかし、ホームページを、チェックする人は、非常に少なかった。右翼系の人か、被災者を馬鹿にするな。などの書き込みがあるくらいだった。



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