俺達のリスク~secret office LOVE~
手を引いて砂浜を歩く
「俺さぁ、この海みたいに広くて大きくなりたいんだ。」
「司ならなれると思うよ。」
「ありがとう。
それには、人生のパートナーが必要なんだよ。」
「そっか。」
「俺、あの佐奈を怒らせたレストランで
この箱開けてって頼んだだろ?」
ポケットから、箱を取り出して佐奈に差し出した。
「今回は、妨害とかないから、開けてくれないか。」
「え、うん。
開けるね?」
そう言って彼女は小さな箱を開けた。